通常のサイトであればプライバシー・ポリシーということになるのですが、当カウンセリングルームは研究とカウンセリングを同時進行で行うために、プライバシーポリシー+研究上の約束事といった説明になります。プライバシーの保護、個人情報の利用範囲、受け入れの条件、研究協力上の留意点などになるかと思います。
カウンセリングを受ける際の約束事
ここでは簡単に説明します。詳しい説明は、つぎの「関係書類」にある「調査研究にご協力くださる皆様へ」をお読みください。文字をクリックするとPDFで読むことができます。
基本事項
薬物療法など、医師が行う精神医学的治療ないし医療行為は行いません。臨床心理学的な援助ないし心理カウンセリングを行います。また、本人が望む以上のことは、説明と同意なしに決して行いません。
相談者にとってカウンセリングが有害であると判断された場合、すべての行程が終了する前に中止することがあります。その場合には、適切な相談機関をご紹介いたします。
守秘義務を順守してプライバシーを保護します。しかし、自傷他害など生命にかかわる問題が発生したときや、裁判所や警察などの公的機関から情報を求められた場合には、本人の承諾なしにしかるべき機関に情報を提供する場合があります。
個人情報データの使用
毎回カウンセリングの場面を録画および録音させていただきます。映像と音声はデータとして分析され、研究に使用されます。また、何種類かの心理テストを複数回行います。これもデータとして分析され、研究に使用されます。
録画・録音された映像と音声は、学会発表の際に使用されたり、教育目的で使用されることもあります。具体的には、専門家が参集する学会会場で上映されたり、勤務校である北星学園大学の授業で教材として使用される場合があります。その際にはプライバシーが保護されるように、映像と音声にはさまざまな処理が加えられます。録画された映像はモザイク処理を施して表情の判別を不能にし、録音された音声は個人が特定される情報が含まれる部分を無音にして使用します。
研究の成果は、心理学系の学会等での発表、論文や書籍等での公表を考えています。その際、個人が特定される情報を公表することはなく、個人情報は守られます。個人を対象とした事例研究を行う際には、カウンセリングのなかで話された内容を改変して、本人が特定されないようにします。
データの管理
入手されたデータは責任をもって厳重に管理し、氏名や住所などの情報が外部に漏れることがないよう十分留意します。また、プライバシー保護についても細心の注意を払います。
入手されたデータ等は、研究終了後10年間保存させていただきます。同意が得られた場合に限り、新たな研究を行う際の貴重な情報として利用させていただきます。
保管期間終了後はすべてのデータを廃棄します。情報はコンピューターから削除し、心理テスト結果やアンケート等はシュレッダーにて裁断します。なお、この研究に参加する同意を撤回された場合には、データ等は直ちに廃棄させていただきます。
万が一、不慮の事故などにより研究期間の途中で死亡するなどした場合には、私が保管するすべてのデータを、信頼し得る共同研究者が適切に廃棄するようにいたします。
関係書類
来談時のインフォームド・コンセントの際に使用される書類です。文字をクリックするとPDFで見ることができます。とても硬い文章になっていて、読みにくいのですが、カウンセリングを申し込まれる前に必ずご一読ください。
個人情報保護に関するご意見・お問い合わせ先
TEL. 011-398-3235
のっぽろカウンセリング研究室 代表 田澤安弘